第3回 クリップボードとコピー&ペースト ☆☆☆
さて、ようやく操作への話へと入っていきます。
クリップボードのしくみ、ぜひマスターしましょう。
注:これから説明することは、ぜひ読みながら実行してみてください。
実際に行うことで、理解も早くなります。
●コピーとペースト(略してコピペ)
念のため先に言っておきますが、ペーストとは貼り付けのことです(^^;
さて。
とりあえず文章のコピーぐらいはやったことある人がほとんどだと思いますが、
一応やってみましょう。左の欄にある文字を右にコピーしてください。
まず、マウスで文字をドラッグして反転表示させますね。
このときトリプルクリックでもできますよ。豆知識。
ちなみに、僕は反転表示させろと言われて「どうやったら上下逆さまになるんだ!」
と悩んだ記憶があります(^^;反転させるのは色です。
次に、反転表示させた文字の上で右クリックして、「コピー」を選択します。
そして、右の欄の上で右クリックして「貼り付け」を選べばOKですね。
しかし、どうしてこんなことができるのかと考えたことはあるでしょうか。
これには、さっきから言っている「クリップボード」が大きな役割を果たしています。
●クリップボード
クリップボードは、普段目に見えません。
というわけで、無理やり見てしまいましょう。
ウィンドウズのスタートメニュー(タスクバーの左下のボタンです)から、
「プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「クリップボードビューワ」を起動してください。
もし無い場合は、スタートメニューから
「ファイル名を指定して実行」→「clipbrd」と打ち込んでください。
(それでも起動しない場合は、ファイルの追加と削除からコンポーネントの追加でインストールしてください。)
クリップボードビューワ(もしくはクリップブック)が起動しましたね。
そこには、さっきコピーした「こんにちは!」という文字が書いてあるはずです。
どこでもいいから、好きな文字をコピーしてみてください。
それに応じて、クリップボードビューワの文字が変わります。
画像をコピーすると、その画像が表示されます。
実はコピーしたとき、このクリップボードというところにデータが転送されていたんですね。
そして、貼り付けを選ぶとこのクリップボードにある文字が貼り付けられます。
●切り取り
さて、今まで切り取りの話はまったくしませんでした。
というのも、切り取りは「コピーしてから削除」を一度にやるだけだからです。
基本はコピーだということを忘れないでください。
「切り取り&貼り付け」をすると貼り付けが1回しか出来ないような気がしますが、
あくまで「コピー」なので貼り付けは別の何かをコピーするまで何回でもできます。
●クリップボードはどこにある?
このクリップボードってのはどこにあるんでしょうか。
答え:メモリ。
メモリ上のデータですから、第2回で説明したように電源が落ちると消えてしまいます。
それに、画像のようなあまり大きいデータをクリップボードにコピーしたままだと
メモリ不足になることがあります。どうすればいいでしょう?
そんなときは、なんでもいいから文字を一文字だけコピーしてください。
クリップボードが上書きされて画像ファイル分のメモリが使えるようになります。
まあ、そもそも画像1枚程度でメモリが不足するようなら普段からメモリ不足ですが・・
クリップボードのイメージ、つかめたでしょうか。
ファイルのコピーについてはまた少し違うので後で説明しますが、
いろいろなものをコピーしてクリップボードビューワで見ると発見があるかもしれません。
最後におまけを一つ。
キーボードの右上のほうにある「Print Screen」というキーを押してみてください。
クリップボードビューワはどうなってるでしょうか。
また、「Alt」キーを押しながら「Print Screen」を押すとどうなるでしょうか。